アドレポ ~テープおこしの音セトラ

(株)アドレスの情報アーカイブ Report from ADDRESS

ブログサイトを移転しました!

ながらく本サイトをご覧いただきましてありがとうございました。

アドレスのオフィシャルブログは、次のサイトに移転しました!

バージョンアップして情報も豊富にし、更新頻度も上げていきますので

ぜひお立ち寄り下さい。

これからもぜひご愛顧をお願いいたします。

 

<新オフィシャルブログサイト>

https://address-blog.wixsite.com/addressblog

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耳が洗われる?

みなさんは「耳が洗われるようだ」という表現を聞いたことがありますか。私は会社でテープおこしの制作担当者が口にするのを何度か聞いたことがあります。初めは意味が分からないので、高校時代の国語の副読本にあった漢文の故事を連想しました。ご存じの方も少なくないと思いますが、次のような話です。

時代は古代の中国、後に立派な武将となる孫楚という人が若いときに隠遁生活を送りたいと知り合いに言いました。私は野に引きこもり、「石で口をすすぎ、川の流れを枕にする」のも悪くないと思う、と。若気の至りで格好を付けたところまではよかったのですが、これは明らかに「川の流れで口をすすぎ、石を枕にする」の言い間違いです。それを指摘されると、孫楚は自らの間違いを認めず、逆に「流れを枕にするのは俗世間の話でけがれた耳を洗いたいからだし、石で口をすすぐのは俗世間の浅ましいものを食べた歯を磨きたいからだ」と言い返したそうです。この話は、「石に漱(すす)ぎ、流れに枕(まくら)す」、枕流漱石(ちんりゅうそうせき)という故事となって伝えられ、負け惜しみの強いことを意味することになりました ―ちなみに、夏目漱石ペンネームもこの故事から取られているそうです。

さて、それではわが社で聞こえた「耳が洗われるようだ」というのは、どのようなことだったのでしょうか。それは、負け惜しみのことでも、また、聞きたくもない俗世の話のことでもありませんでした。どうやら聞き取りにくい録音の仕事を一つやり終え、その後に手がけた仕事の録音が思いのほか聞こえたのでその感動が独特な表現に結実したようです。聞き取りにくい録音は一言一言何が話されているのか聴力に集中しなければなりませんが、よく聞こえる録音では聴き取ろうという意気込みもないままに自然に言葉が頭にサラサラと流れ込んできたのでしょう。それは、前の仕事の耳のしこりほぐし、癒やし、リフレッシュさせてくれたのに違いありません。

「耳が洗われるようだ」 ―これは私たちの狭い業界の話ですので故事成語にはなりそうもありませんが、その俗世間まっただ中の業界人の感覚がなかなかうまく伝わる表現だと思ったのでした。

Web会議のすすめ(その2) ~メールマガジン・アーカイブから

先日は突然メールマガジンをお送りしまして恐縮していたところですが、
思いのほか反響があり、Web会議についての皆さんの関心の高さを実感しました。

さて、今回ももう少しWeb会議の話を進めて行こうと思います。

実はWeb会議をお奨めするにあたり、弊社でも最近人気のZ社の無料版を試してみました。

以下は、その際の感想です。
・初めの設定も短時間で終えることができてとても簡単だった。
・動作もスムーズで余計な時間を感じさせず、快適。
・モニター上に現れる操作ボタンの類いもユーザー視点で設計されており、
 しばらく利用していると操作法も段々と分かってきてちょっと楽しい。
・いろいろな機能があって便利。これらが通常の会議形態では利用できないのが残念。

結論としては、今回のウイルス対応で注目される前からもっと世の中に浸透していても
よかったのではないかと思わせるくらい便利だ! というものでした。

経験のない方は、一度気軽に無料版から試されてみてはいかがでしょうか。
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Web会議は、基本的に自前のPCやタブレットで参加できるのが最大の特徴です。
これがおそらく今日のWeb会議の普及を進めている原動力でしょう。

この手軽さに加えてさらにWeb会議の魅力となるのが、
弊社での感想にも挙げられていましたが、
Web会議システム特有の議論を補足する機能です。

たとえば・・・
・PCに保存してあるPDFやExcelの資料を表示できたり、
 パワーポイントならばスライドショー的な表示でプレゼンもできます。
・チャット機能もあるので、発言を文字でも補足でき、
 少数人の限定チャットで静かに私語もできます。
・製品によっては、会議画面のレコード機能も備わっています。
 これは会議の画面を音声と併せて記録して動画ファイルを作成する機能です。
 ※実際にこの動画からの議事録作成も最近弊社で承っており、
  発言者の比較的少ない講演会やシンポジウムでしたら、それで十分対応できます。

・国際会議においても、同時通訳者が遠隔で通訳できるシステムもあるそうですので、
 この通訳システム自体はWeb会議のシステムには搭載されていませんが、
 拡張性はどんどん進み、利用しやすいものになっているようです。

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Web会議を実施されるようでしたら、弊社もネット上で臨席して
録画もしくは録音を担当して議事録を作成することもできます。
弊社もこれからどんなWeb会議に出会えるか楽しみにしていますし、
勉強していきますので、ぜひご相談いただけたらと思います。

             <2020年3月25日頃送信のメールマガジンより転載>

Web会議のすすめ(その1) ~メールマガジン・アーカイブから

各地で桜の開花が発表される季節となりました。
今年は全国的にも記録的な早さの開花となるようです。

さて、昨今の新型コロナウイルスの影響で多くの会議や行事が
中止・延期となっていますが、
皆さまのご担当の会議などにも影響が及んでいるのではないでしょうか。
折り悪く多忙な年度末と重なり、重要な会議やイベントが中止されて
お困りのお客様の声も仕事柄よく聞いています。

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この状況の中、「Web会議」のシステムを導入されたり、
検討されている会社がやはり増えているようです。
皆さんの職場はいかがでしょうか。
実際に弊社のお客様の中では、先日Web開催に切り替えて
年度内に実施された会社もありました。

弊社でも、今回のウイルス対応とは別に、
2年ほど前から社内連絡用にGoogleのWeb会議アプリを導入しています。
支店や出張者とのコミュニケーションで
今では業務になくてはならないものとなっています。
Web会議というと利用しにくいかなと感じる方もいるとは思いますが、
今ではPCやスマホでも参加できるように設備も簡略化され、
また、会話のしやすさも向上しています。

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私たちにも業務上お客様のWeb会議に参加している者がいますので、
経験者に印象を聞いてみました。
・操作性が良いのでほとんどの参加者が意外とすぐに適応して意見交換している。
・声の小さい人の発言がはじめてよく聞こえたという参加者の感想もあるので、
 そもそもコミュニケーション上のメリットもある。
・座席表がなくて座長以外の参加者が同列に扱われるためか、
 何か風通しの良さのようなものを感じる。
・同時に多く参加者が発言しがちだった会議が整然と進行していた。

だいたいの印象はポジティブなもののようです。
これからどんどんWeb会議も導入が増えていくと思いますので
世の中の会議の進行もこれまでとは変わってくるかもしれませんね。

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Web会議を実施されるようでしたら、弊社もネット上で臨席したり、
録音して議事録を作成することもできます。
Web会議をお考えで会議録の作成までご検討されるようでしたら、
ぜひご相談いただけたらと思います。

ところで、Web会議には無料サービスのアプリから利便性やセキュリティを
確保した有料のサービスまであり、それぞれメリットもあるようです。
次回はもう少し具体的にWeb会議について弊社の知っている情報を
ご案内したいと思います。

 

           <2020年3月18日頃送信のメールマガジンより転載>

何でもおすすめ! その22 ~ メルヘンの街おやべ

私の地元である富山県小矢部(おやべ)市は、散村ののどかな景観が広がる自然豊かな街ですが、実は市内には有名建築を模した保育園や小学校、中学校などが建っており、「メルヘンの街おやべ」の異名を持ちます。今回はその一部をご紹介します。

 

小矢部市立石動(いするぎ)中学校

 スイスの中世の城をモデルに、中央の時計台は英国の国会議事堂のビックベン、1階のピロティは東大法学部で、上から見ると田の字型に4カ所が吹き抜けになっています。そのようなつくりのせいか、毎年、校内で迷子になる新入生が続出します。私の母校でもあります。

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小矢部市立大谷中学校

 この中学校が取り入れているのは、東大安田講堂、東大教養学部オックスフォード大学学生寮、大阪中之島の中央公会堂、国立劇場フィレンツェの大聖堂とてんこ盛りで、かなり気合が入っています。恐らく、小矢部市メルヘン建築の中で最も多くの要素を取り入れている建物ではないでしょうか。四方が田んぼに囲まれ、田植え前の水田に映る様はまるで湖畔に佇むヨーロッパのお城に見えなくもないですし、稲が青々と育つとまるで綺麗にお手入れされた芝生を彷彿とさせなくもないです。

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武道館(脩道館)

外観は慶応大学三田図書館、正面は東大工学部のポーチをモチーフにしています。もはやヨーロッパの建築物を取り入れていません。1階が柔道場で、私は2階でよく剣道を習っていました。

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他にも多くのメルヘン建築が点在していますが、一つ目にご紹介した石動中学校は、北陸新幹線の新高岡〜金沢間で防音壁の隙間からちらりと見ることができます。金沢に向かって右手に、夜はライトアップされた校舎がオレンジ色に浮かび上がるので、とても見つけやすいと思います。今度、北陸新幹線を利用される際にはここをチェックポイントにしていただいて、ほんの少し小矢部を感じていただけると嬉しく思います。

 

<参考URL>小矢部市観光協会

http://www.oyabe.info/marchen/marchen.html

                                                                                                (TTL制作部Y.M.)

テープおこしにおける「ですます体」と「である体」

文体の問題

「テープおこし」に少しでも関わっていると次第に気になってくるのが<文体>の問題です。発話を文字として再現する場合、文体は一般的に大きく分けて「ですます体」か「である体」の二種類に振り分けられるとされています。実際、私たちもお客様のリクエストに応えてどちらかの文体を採用して文字化しています。

「ですます体」と「である体」のうち、圧倒的に多いのが「ですます体」です。なぜならば、講演であれ、インタビューであれ、会議であれ、少しでもオフィシャルな性格のある会合では、「ですます体」で語られているからです。わざわざリクエストを受けない限りは「である体」ではなく、「ですます体」で発言を再現しています。

 

 「ですます体」と「である体」の機能の違い

学校の国語の授業では、「ですます体」は敬体、「である体」は常体だと教えられます。

「です」「ます」の助動詞は、文法的には尊敬の機能があるとされ、その中でも敬語とは相違する丁寧語のグループに入れられています。「です」と「ます」はやや用法は相違しますが、いずれにせよ相手に対する何らかの敬意が込められて利用される言葉です。

対して「である」は、文法的には断定の助動詞「だ」の連用形「で」に補助動詞といわれる「ある」が付いて成り立ち、断定の機能がともなわれます。断定の助動詞の「だ」も独自に利用されるため、併せて「だ・である体」と表現されることもあります。

「である体」については、「である」と名付けられている割にはすべてのセンテンスが「だ」や「である」で結ばれるわけではなく、動詞の過去形、もしくは終止形で結ばれる文末も多いのが実際のところです。文末にこだわらず、常体の文体ということで、実際には普通の新聞記事の文体といって差し支えないと思います。「である体」では、話題に挙げられている人や読み手に対する敬意が省かれ、フラットに事実が報告されたり、もしくは主張が伝えられたりすることになります。※1

 

「である体」の傾向と対策

「である体」の文体をご用命いただく場合、何点かご注意いただきたいことがあります。「ですます体」での発言を「である体」に変更すると、①その発言に込められた敬意は削ぎ落とされ、②柔らかい会話体の発言は簡潔で硬い報告文体に変更されてしまうためです。

 

1)挨拶的な発言について

挨拶などの目前の聴衆に向かってのみ話される言葉は、実際にはほぼ全てのケースで「ですます体」もしくは「ございます体」であるため、特に以下のように敬意と切り離しにくい発言、またその場限りの聴衆向け発言は、機械的に「である」に置き換えると奇妙な文章になってしまいます。

 

「おはようございます。今日は朝早い時間にもかかわらず、ご参集いただきましてありがとうございます。当会の山田でございます。」

 

(である体への言い換え例1)「おはよう。今日は朝早い時間にもかかわらず、ご参集いただきありがとう。当会の山田だ。」

せっかくの丁寧なご挨拶が逆に居丈高な印象さえ与える奇妙な文章になってしまいました。

 

言い換え例2=アドレス的な処理としては、以下の方式が考えられます。

1)「おはようございます」→「おはよう」ではなく、省略。

2)「ありがとうございます」→「ありがとう」ではなく、「感謝申し上げる」に言い換え、もしくは省略。

3)「山田でございます」→「山田だ」ではなく、省略。

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※もともと「である体」という報告用の文体を利用するのならば、上記1)と3)などの目の前の聴衆向けの発言は、報告文に影響を与えるものでもありませんので省略するという選択もあります。特に3)の名乗りについては、テープおこしでは発言者名も毎回記しますので、実質的に情報としての重要性はないため、省略しても差し支えなさそうです。

※その場限りの発言としては、他では例えば、「次のスライド(の上映)をお願いします」という発言もその類いとなります。この発言も省略してもよいのではないでしょうか。

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2)本論での違和感

「である体」は簡潔な報告文体であるため、「ですます体」の発言語尾だけを「である」と置換すると、文章的な不完全性・省略が目立つようになります。

 

石川県の県の花はクロユリですし、東京はソメイヨシノです。

(である体への換言例1)石川県の県の花はクロユリであり、東京はソメイヨシノ

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※よく言われる「私はコーヒー(I am coffee.)」的な省略文となり、そこだけを読むと違和感の残るフレーズになっています。例文はまだ元の意味が想像しやすい例ですが、「日本は原発だ」「東京はCO2だ」となると、文体がもともと簡潔であるがために、いよいよ不自然な印象が強くなってきます。

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アドレス的な処理としては、たとえば、以下のようです。

(である体への換言例2)石川県の県の花はクロユリであり、東京はソメイヨシノが都の花だ」

 

3)インタビューや質疑応答などのやり取りについて

「である体」への文体変更に際して、一番問題になるのが、質疑応答や意見交換のシーンです。もともと込められていた敬意が「である体」ではまったく削り落とされて質問は詰問調になり、回答もぶっきらぼうになります。また、質問者も回答者も準備もなく急に発言することになるため言葉が断片的になりがちで、初めて読むと滑稽な感じすらすることもしばしばです。

 

A:石川県の県の花はクロユリですが、東京の都の花は何でしょうか。

B:東京はイチョウだったかな。

C:いいえ、違います。東京はソメイヨシノです。イチョウは都の木となります。

A:そうですか。ソメイヨシノも木ですが、その桜の花を指しているのですね。

C:そのとおりです。ですから、東京はソメイヨシノなのです。

 

(である体への換言例)

A:石川県の県の花はクロユリだが、東京の都の花は何か。

B:東京はイチョウだったか。

C:違う。東京はソメイヨシノだ。イチョウは都の木となる。

A:そうか。ソメイヨシノも木だが、その桜の花を指しているのか。

C:そのとおりだ。だから、東京はソメイヨシノなのだ。

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これだけの短い遣り取りも読みようによっては、お互いぶっきらぼうで喧嘩腰の態度になっているように読めないでしょうか。これが延々と続くと和やかな座談も些細なことで言い争っているかのようです。

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ご発注に際して

「である体」でご用命いただく際には、上述の「である体」の性格、すなわち①敬意が省略されることと、②文章的な不完全性・省略が目立ちがちになることをご了承ください。

その上でのご発注いただけるようでしたら、お勧めは次の二つの方式(パタン)です。

1)敢えてそのままで「ある体」仕様で発注する。

上でいろいろ「である体」化についての難点を挙げていますが、実際のところ、機械的に「である」に置換した文体での仕上げをご用命いただくケースも少なくありません。これは、敬意が省略されて奇妙な文章になっていたり、省略が多くて読みにくい文章になったりしても、お客様が報告書を作成する素材としては取り敢えず十分との判断でご用命いただいているものです。もちろんこうしたリクエストもお受けしますので、ぜひご用命ください。

 

2)「である体」仕様をご用命いただく際に、その場限りの発言の割愛や、省略された言葉の補足などの文章の整理も一緒にリクエストいただく。

この方式ならば、挨拶部分などの発言は割愛するなどして読みやすい文章に整理してお届けします。

※ただし、この方式でも質疑応答・意見交換の部分については、敬意なき応酬になるしかありませんので、この点はご注意ください。代替案として報告・講演は「である体」でまとめ、質疑応答部分だけ「ですます体」で再現するという選択もあります。ただし、この方式では、報告部分と質疑応答部分の文体が相違するため、この二つの部分の文体ギャップが発生します。一文章に二文体が同居することになるわけですが、小見出しを付けたり、レイアウトを変えてみたりとギャップが気になりにくいように処理してみてはいかがでしょうか。

 

 

※1 断定の助動詞「だ」は、「ね」「よ」などの補助語を伴って会話にも利用されます(「~だよ」「~だね」)。補助語を伴うことによって断定的な意味合いが薄められて報告調ではなくなり、簡潔・率直で親しみが込められた表現になっています。硬く主張が強いため相手との距離を感じる「だ・である体」は、補助語が付加されるだけで「ですます体」よりもぐっと親近度が増す、という面白い現象です。

何でもおすすめ! その21 ~ 京都の豆腐料理

大人になると舌だけでなく知識や理性をもって食べ物を味わうようになるといいますが、私がそのような大人になれたかはともかくとして、ここ数年は豆腐が子どもの頃より美味しく感じるような気がします。

 

というわけで、昨年夏に京都の友人を伴って、嵐山にある湯豆腐の名店「竹むら」さん(http://www.tofu-takemura.com/)に行ってきました。

 

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湯豆腐の豆腐は氷水に入った状態で運ばれてきて、茹で過ぎないように、食べるときにその都度鍋に入れます。

鍋底に敷かれた大きな昆布の上に豆腐を置いて少し待ち、豆腐がぐらりぐらりと揺れだしたら食べ頃です。

舌に乗せるとふわりと蕩けていく食感は、これまで私が知っていた豆腐のイメージを一緒に溶かしていきました。

 

ちなみに、こちらのお店は香り高い胡麻豆腐も有名です。

 

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 わさび醤油で頂きます。

ねっとりと濃厚な味わいで、香りもわさびに負けません。

格式高そうな店構えですが、雰囲気が和やかで女将さんも親しげに話しかけてくださるので、気軽に入れます。

京都嵐山に行かれる機会がありましたら、ぜひお立ち寄りください。

                                                                                 (TTL制作部 K.I.)