アドレポ ~テープおこしの音セトラ

(株)アドレスの情報アーカイブ Report from ADDRESS

アスタリスクについて

アドレスのテープおこしでは、聞き取ってどうしても断定できなかった場合、アスタリスク(*)でマーキングしてお届けしています。

日本では「星号」「星印」とも呼ばれているこのアスタリスク、そもそもは、やはり星という意味の古代ギリシア語に起源が求められる由緒正しい記号だそうです。キーボードのキーには必ずあるので、一般的にも掛け算の記号として利用されたり、ワイルドカードとしても利用されたり、さまざまな用途に割り当てられています。アドレスの利用法は独自のものですが、欧米でも注釈や強調の印として利用されているようですので、星印はやはり目立たせるための記号として重宝しているのでしょう。

テープおこしの成果物中にアスタリスクが付けられるのは、大ざっぱに次のケースに分類できます。
 ①録音が良好とはいえず、聞き取れなかった言葉、
 ②録音はクリアなのだが、発言者の発音が曖昧な言葉、
 ③録音も発音もクリアだが、私たちが言葉を断定できない言葉、
そして、たまにあるのが、
 ④発言内容が間違い、もしくは言い間違いだと思われるケース、
です。
④については、たとえば、発言者が出典を言い間違えたり、肯定と否定の文末を言い間違えたりなど、さまざまな場合があります。制作した際に気がついた場合は、マーキングの上、納品時に申し伝えるようにしています。

こうしたサービスも、発言の表面的な再現ではなく、丁寧な仕事を心がけるアドレスならではのものではないでしょうか。

アドレスのアスタリスクマークにご注目ください。