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何でもおすすめ! その22 ~ メルヘンの街おやべ

私の地元である富山県小矢部(おやべ)市は、散村ののどかな景観が広がる自然豊かな街ですが、実は市内には有名建築を模した保育園や小学校、中学校などが建っており、「メルヘンの街おやべ」の異名を持ちます。今回はその一部をご紹介します。

 

小矢部市立石動(いするぎ)中学校

 スイスの中世の城をモデルに、中央の時計台は英国の国会議事堂のビックベン、1階のピロティは東大法学部で、上から見ると田の字型に4カ所が吹き抜けになっています。そのようなつくりのせいか、毎年、校内で迷子になる新入生が続出します。私の母校でもあります。

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小矢部市立大谷中学校

 この中学校が取り入れているのは、東大安田講堂、東大教養学部オックスフォード大学学生寮、大阪中之島の中央公会堂、国立劇場フィレンツェの大聖堂とてんこ盛りで、かなり気合が入っています。恐らく、小矢部市メルヘン建築の中で最も多くの要素を取り入れている建物ではないでしょうか。四方が田んぼに囲まれ、田植え前の水田に映る様はまるで湖畔に佇むヨーロッパのお城に見えなくもないですし、稲が青々と育つとまるで綺麗にお手入れされた芝生を彷彿とさせなくもないです。

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武道館(脩道館)

外観は慶応大学三田図書館、正面は東大工学部のポーチをモチーフにしています。もはやヨーロッパの建築物を取り入れていません。1階が柔道場で、私は2階でよく剣道を習っていました。

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他にも多くのメルヘン建築が点在していますが、一つ目にご紹介した石動中学校は、北陸新幹線の新高岡〜金沢間で防音壁の隙間からちらりと見ることができます。金沢に向かって右手に、夜はライトアップされた校舎がオレンジ色に浮かび上がるので、とても見つけやすいと思います。今度、北陸新幹線を利用される際にはここをチェックポイントにしていただいて、ほんの少し小矢部を感じていただけると嬉しく思います。

 

<参考URL>小矢部市観光協会

http://www.oyabe.info/marchen/marchen.html

                                                                                                (TTL制作部Y.M.)