アドレポ ~テープおこしの音セトラ

(株)アドレスの情報アーカイブ Report from ADDRESS

何でもおすすめ! その14 ~ 蕎麦道中

ドライブ先でふらっと入った一軒の蕎麦屋さん。
気難しそうな親父さんがそばを茹でていた。
娘さんらしき人がお茶を運んでくるが、一言も聞かずにカウンターの中へ戻っていく。
初心者の私はメニューを見てもよくわからなかった。
おろし・・・ってなに?

そんなところから始まった蕎麦屋さん食べ歩き。
あそこの蕎麦屋さんが美味しいと聞けば、時間をつくり出かけて行き、
出かけた先でもわざわざお店を探して入ってみる。
十割そばに、八割そば、韃靼そば、辛み大根、そば湯にと何でも味比べ。
まるでグルメリポーターにでもなったかのようにと我ながら思います。

蕎麦屋さんには自宅をそのままお店にしている所も少なくないが、ある日訪れた北陸のとある店もそんなたたずまい。
一組の夫婦が先客として待っているだけだったが、注文してもなかなかおそばが出てこない。
よくある笑い話だが、本当にそば粉を買いにでも行っているのではないかと(笑)
特段急ぐ用もなかったので、気長に待つこと40~50分、やっと出てきたおそばとご主人。案の定、売り切れてしまったから今まで打っていたそうだ。
申し訳なさそうに丁寧に謝られたが、まぁおそばの味に免じて!
おそばは本当に美味しかった。

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お昼の2~3時間ほどしか営業していないが、また行きたいと思ったのは確か。
折りを見て行こうと思います。

旅とおそば、いいですよ~!           (営業部 H.M.)

整文とプリクラの意外な関係

アドレスの「テープおこし」では、文字おこしのためにいくつかの<仕様>があります。なかでも、講演やプレゼンのテープおこしについては、読みやすく文章を整理する「整文仕様」が<おすすめメニュー>です。これは、話し言葉に特有な冗長な部分を切り捨て、ねじれたり欠けたりしがちな主語と述語の対応をつなげ直し、お話の筋をできる限り読みやすい文章で再現する、という至れり尽くせりのメニューです。

 

先日、アドレスの整文仕様の成果物を大学の先生に納めたところ、「プリクラみたいだね」と意外な、しかし言い得ているところもあるご感想をいただきました。

 

プリクラと言えば、世の中に登場した頃はただの小さな写真シールでしたが、すぐに写真に文字が書けるようになり、更にしばらくすると目を実物よりも大きくしたり、美白にしたり、小顔にしたりと、気がつけば大変な進化を遂げています。

 

その大学の先生としては、自分の講演がしばらくすると文章として読みやすくなって帰ってきたことに驚かれたのでしょう。特にお話しするのが商売となる先生からすると、ご自身のお話こそが自分の「顔」と考えられていたのかもしれませんし、もしそうだとすると、「プリクラみたい」という表現は自然な感想になりそうです。

 

プリクラと私たちの仕事に共通点があるとはつゆとも思わず、感想をいただいて目から鱗が落ちるような思いでした。これは、私たちからすると最大級の褒め言葉です。

 

ところで、プリクラとの比較にについて付言しておきますと、当今の若者言葉で“盛りすぎる”、つまり現物をはるかに超えて(!)美しくしすぎたりしていないでもないかな、と心配になりますが、アドレスの整文仕様は、あくまでも当の講演からうかがい知れる範囲で整理します。この点、発言事実に即するのが鉄則ですので、事実をねじ曲げられることを心配される方には、ご心配なく、と申し上げていますし、事実を超えて美しい講演録になることを期待されている方にはご期待にそえられそうもありません(苦笑)。

何でもおすすめ! その13 ~ スタジオジブリ

私のおすすめは、スタジオジブリです。

私におすすめされるまでもなく、きっと皆さんもちろんご存じで、ファンの方も多いでしょう。アニメーション技術や彩色、音楽など注目すべき点は数多くありますが、子供だけではなく大人も楽しめる物語性が一番の魅力だと私は思います。

私は小さいころに「トトロっ子」と親から言われるくらい、毎日「となりのトトロ」を見ていたようです。今、一番好きな作品は「魔女の宅急便」なのですが、宮崎駿監督作品を中心に、ジブリ作品を何度も繰り返し見てきました。

高校生のとき、その何度も見たトトロをぼーっと見ていたのですが、気づいてしまったのです
「夢だけど、夢じゃなかったー!」とサツキとメイが大喜びする前に、トトロたちがどんぐりの芽が育つように祈祷(?)をする場面がありますよね。
トトロたちは傘や草を手に、どんぐりを埋めた周りをぐるぐる回ります。それから空の散歩が始まるのですが、大トトロにしがみつくためには、草は邪魔になります。そのためだと思うのですが、中トトロは飛び立つ直前にその草を食べてしまっているのです。
トトロは草食動物だったのです!(いや、肉食動物のトトロは想像したくありませんが。)

そのことを発見した私は、すぐに台所の母親に伝えに行ったのですが、「あら、そう」程度の反応しかしてくれませんでした。そのときの私にとっては世紀の大発見だったのですが・・・。
これを読んだ方が、少しでも母を上回る反応をしてくださることを期待して、あれ以来封印していたこの情報を解禁してみます。

先ほど、今一番好きな作品は魔女宅と書きましたが、それは母校の大学の講義で原作者・角野栄子さんの講演を聞く機会が何度かあったことも大きく影響しています。
その際、「魔女の宅急便」最終巻にサインもしていただきました! 宝物です。

魔女宅だけではなく、「風の谷のナウシカ」「ハウルの動く城」など多くの作品に原作があります。原作も併せて読むと、監督が映画でより強調したかったことが見えてきて理解も深まりますよ。

 

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 (TTL制作部 R.A.)

アスタリスクについて

アドレスのテープおこしでは、聞き取ってどうしても断定できなかった場合、アスタリスク(*)でマーキングしてお届けしています。

日本では「星号」「星印」とも呼ばれているこのアスタリスク、そもそもは、やはり星という意味の古代ギリシア語に起源が求められる由緒正しい記号だそうです。キーボードのキーには必ずあるので、一般的にも掛け算の記号として利用されたり、ワイルドカードとしても利用されたり、さまざまな用途に割り当てられています。アドレスの利用法は独自のものですが、欧米でも注釈や強調の印として利用されているようですので、星印はやはり目立たせるための記号として重宝しているのでしょう。

テープおこしの成果物中にアスタリスクが付けられるのは、大ざっぱに次のケースに分類できます。
 ①録音が良好とはいえず、聞き取れなかった言葉、
 ②録音はクリアなのだが、発言者の発音が曖昧な言葉、
 ③録音も発音もクリアだが、私たちが言葉を断定できない言葉、
そして、たまにあるのが、
 ④発言内容が間違い、もしくは言い間違いだと思われるケース、
です。
④については、たとえば、発言者が出典を言い間違えたり、肯定と否定の文末を言い間違えたりなど、さまざまな場合があります。制作した際に気がついた場合は、マーキングの上、納品時に申し伝えるようにしています。

こうしたサービスも、発言の表面的な再現ではなく、丁寧な仕事を心がけるアドレスならではのものではないでしょうか。

アドレスのアスタリスクマークにご注目ください。

お客さま、さまざま ~その2 顧客名分析

 アドレスのお客様が様々な団体にわたっており、特に専門的な分野にかかわる団体がユーザーとして多いことは先の記事でお伝えしていました。


そうした傾向が垣間見られるかと思い、今回は、お客様の団体の「名称」を分解して集計してみました。ユーザー団体の名称にどんなフレーズや語彙が多く利用されているのかを見ると、アドレスが日頃どんなお仕事をしているのかご想像いただけるかな、というわけです。

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一瞥して気がつくのが、「研究」という語句を含むお客様がかなりの数に上ることです。今回の集計では「研究」と「研究所」を区別していますが、この二つの語句ともに上位に位置し、これらを合わせると他と大きく引き離してダントツの一番という結果になります。「研究(所)」という語句は、「経済」、「経営」、「環境」から「医療」まで広範な分野のお客様の名称に利用されているため、圧倒的な利用数になっていると思われます。ちなみに、「総合」「研究所」という組み合わせで、多くのシンクタンクの団体名を構成しています。アドレスが日頃お手伝いしていることの専門性の高さがうかがい知れる結果になっていると思います。


また、「センター」「日本」といったフレーズが多いのは、ナショナル・センターやローカルのセンターとでもいうべき、各分野の中心団体の業務にアドレスが関わらせていただいていることが伝わる結果です。
協会」「機構」「振興」といった単語は、そのまま国や「」など自治体の公益法人の名称にしばしば利用されていますので、その傾向が読み取れます。
特定分野についていえば、やはりテープおこしの外部委託の多い分野となる「経済」「経営」という言葉も、私たちには古くからお客様の名称としてはよく耳にするフレーズですし、「医療」「国際」「環境」といった今日話題や議論の多い分野もやはりお客様の名前として少なくないことが分かります。

団体名称の分析からだけでは、もちろんアドレスのお客様のすべてが分かるわけではありませんし、いわんやアドレスの仕事ぶりが分かるわけでもありませんが、おおよその傾向はうかがい知ることができると思います。専門分野に強く、ナショナル・センターなどのお手伝いをしている実績は、想像に難くないのではないでしょうか。

 

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なお、集計方法は次の通りです。
1) お客様の団体名称を語句単位に分解する。
     (例)日本環境経済政策研究所⇒”日本”、”環境”、”経済”、”政策”、”研究所”
           日本医療経営研究センター⇒”日本”、”医療”、”経営”、”研究” 、”センター”
2) 過去数年間の調査期間のうち、1回のご発注を1度数として集計する。
たとえば上記例の2団体から期間中にそれぞれ2回ご依頼いただいているとすると、“日本”は度数4、その他の語句は度数2としてカウントとしています。

注記1) その語句から特定の団体やグループが特定できたり、容易に推定できる場合は、その語句を上記集計から割愛しています。
注記2) 「株式会社」「一般財団法人」などの企業種別の語句はカウント対象外にしています。
注記3) 「大学」という語句も比較の趣旨から割愛しています。同様にカウントすると3600度数となります。

何でもおすすめ! その12 ~ ゆる旅

ゆる旅のススメ「北海道編」」

 上野発のブルートレイン「北斗星」は札幌まで16時間10分、二人定員の個室デュエットのベッドは座り心地も寝心地もよく、久しぶりに会う友とゆっくり話すことができた。札幌駅で在道の友と合流、札幌には下車せず「スーパーカムイ」で旭川に。再会を祝して車内で「サッポロ☆クラシック」で乾杯、翌日から道東への旅が始まる。
 旭川-網走は「オホーツク号」、そしてウトロまでは「知床エアポートライナー」でオホーツク海岸を見ながら進む。いつか来たことがあるような気がするホテル、あの『羊をめぐる冒険』のいるかホテルは、札幌ではなくウトロにあった。オホーツク海に面してプライベートビーチがあり、夜にはキタキツネが顔を出す。
 知床は、ぜひネイチャーガイドと一緒に歩きたい。ヒグマの好きなクルミの木、サケの産卵床、オジロワシの好きな岩場が点在する森、人間はおじゃましますという感覚で入っていくのが礼儀であることもさりげなく教えてくれる。
 斜里-川湯温泉-摩周湖。釧網本線を「ノロッコ号」で釧路湿原を縫っていく。エゾシカとぶつかりそうになり、列車は一時停車する。細岡展望台からは蛇行する釧路川と、ここが海であった名残の岬、遠くに雄阿寒岳、雌阿寒岳を望むことができる。
 「さいはての駅に下りたち雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」と石川啄木が詠んだ釧路だが、今は港も整備されて賑わっていた。夕方にはサンセットのビューポイント幣舞橋に人々が集まり、暗くなるにつれ岸壁酒場に吸い寄せられていく。「炭火でほっけ、いいね」と私たちもテントからただよう煙に誘われる。「ご当地のお酒は?」と聞くと「タンタカターン」、「?」とラベルを見ると何と「鍛高譚」、某クライアントのお酒だ。「そうか、北海道で造られているんだ」という出会いもあり、旅の夜は更けていった。
 (★青字はオススメポイント

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(TTL制作部 Y.M.テツ子)

何でもおすすめ! その11~海外旅行!

最近、私の中でにわかにブームとなりつつあるのが、海外に転勤した友人を訪ねることです。

春には、マイレージの特典航空券で中国駐在の友人宅を訪ねてきたのですが、
今月は、先週シンガポールに転勤になったばかりの友人宅にお邪魔する予定です。

パッケージツアーで快適な観光をするのも素晴らしいですが、私はそこまで観光名所に興味がないということもあり(異文化や旅は好き)、友人を通じて垣間見られる日本人とその国との距離、日本企業の国際的なビジネス展開や戦略、その国における適切な金銭感覚、語学(大概駐在員は習得中のはず)など、観光一辺倒でもない、その国の国民目線でもない、訪問国の非常に興味深い一面に魅力を感じております。

また、私は友人がほとんど関東地方に居り、友人と旅行に行くとなると羽田や成田で落ち合うことになりますが、それもお互いかなり面倒ですし、そもそも友人宅を訪ねるのであれば、同行者と休暇日程を合わせるため連絡を細かく取り合い調整するという手間がありません。そういった意味でも自由度が高いです。

もちろん友人宅と言えど他人の家ですし、こちらは休暇中ですが彼女たちは働きに出ているので、マナーや気遣いは必須!
日本の食品等の、豊富なおみやげも忘れずに。(ほかにも日本で買ってきてほしいものがあるか質問すると良いと思います(ex.化粧品))

さて、私の友人たちと言えばインド、スイス、スペイン、イギリス、アメリカ、ルーマニア、UAE、インドネシアなど、まだまだ世界中に駐在・在住しています。 ・・・とは言え、アジア以外はなかなか気軽には行けませんが^^;)

彼女たちが帰国しないうちに、遊びに行かなくては!特に行ったことのない国!
部屋に貼ってある世界地図を眺めながら、日々、新たな旅に出る日を夢想しています。

皆様も旧友たちが今どこで何をしているのか、知るところから始めてみてはいかがでしょうか。意外と海外に行っている人も何人か居るものですよ。

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(北京の市場の一コマ。朝市を終えた売り子のおばさんがお昼寝しています。)

(営業部 Y.K.)