何でもおすすめ! その6~韓国コスメ
私がはまっているのは、韓国コスメです。
なかでも今回は、今ちまたで話題の「かたつむりクリーム」をご紹介します!かたつむりのクリームって何? あの「かたつむり」? 気持ち悪い、怪しそう、という声が聞こえてきそうですが、かたつむりの粘液には、プロテアーゼ、コラーゲン、ムチンなど保湿効果や肌再生効果のある成分が含まれており、美肌を目指す女子には実はぴったりのコスメなのです。
ファッションとエスカルゴの本場・フランスで原材料が製造されている商品もあるとのこと。ブランドの回し者ではありませんが、 本当におすすめです。
韓国コスメって肌に合うのかなと躊躇されている皆さん、新鮮な驚きに遭遇できる韓国コスメを一度思い切って試してみられてはいかがでしょうか。
(TTL制作部 K.T.)
何でもおすすめ!その5~サイクリング
4月になり、暖かくなって天気もよくなってきた今、私がはまっているのはサイクリングです。ウォーキングやジョギングほど体に負担を感じないわりに、気軽に運動不足が解消され、春の息吹を感じることができます。
サイクリングといっても、競走するでもなく、家族でゆるーい感じで楽しんでいます。サイクリングコースも順次開拓中。近所をぶらっと回るだけでも新たな発見に巡りあうことも多いので思いのほか新鮮なのです。
今のお気に入りは、少し遠出した小松の木場潟水郷公園です。古くからの環境が保全された干潟の周囲は、自然に囲まれて季節の草木や花々を鑑賞できますし、水上から来る風も清涼感があり、お奨めできるコースです。
ただし、ここは人通りが多いため、新たに隠れ家的なサイクリングコースを発掘しようと目論んでいます。足が鍛えられたらもう少し遠出して海岸沿いの自転車用コースにも挑戦しようと思っています。
始めてみるまでは想像もしていませんでしたが、サイクリングで身近な風景を楽しんだり、心地よい運動ができたりと小さな楽しみが増えてきました。運動不足を解消したい方、心身ともに充実させたい方、新たな楽しみにいかがでしょうか?
愛息@木場潟水郷公園
(TTL制作部 T.W.)
何でもおすすめ! その4 ~ 中国茶
私のおすすめは「中国茶」です。友人に勧められて飲み始めるようになったのですが、様々な風味や特徴はもちろん、歴史や品種など知れば知るほど奥の深い世界だなぁと感じます。
お茶の種類は発酵の仕方や製造方法によって大きく六つに分類されます。さらにそこから生産地域などによって分類でき、台湾の「凍頂烏龍茶」、福建省・武夷山市の「武夷岩茶」というように、まるでワインか?日本酒か?というような充実ぶりです。
…などなど、いろいろと本を読んだり講義を聴きに行ったりしたのですが、結局飲むことに集中してしまい、細かい話は結構忘れてしまいました。それでも、今でも覚えているエピソードの一つに「東方美人茶」にまつわる話があります。
東方美人茶は、もともとヨーロッパで「オリエンタル・ビューティ」と呼ばれ、その訳語が逆輸入されて現在の名称とされた台湾産の烏龍茶です。紅茶によく似た風味で口にふくむと蜜のような甘い香りを感じるのが特徴で、飲み終わった杯にもそのやわらかな甘い香り移っていて、癒し効果満点!です。
このお茶のおいしさの秘密は「ウンカ」という小さな虫。ウンカと言えば日本では「お米の敵!害虫!」というイメージですが、このお茶はウンカが茶葉をかむことで独特の甘みが生まれるというのです。
「害虫」が「益虫」となり、「売り物にならない」という茶葉が「高級品」として認知される…という話が私にはとても衝撃でした。生産者の苦労はもとより、発想の転換・柔軟さがあったからこそのお茶なのだな~と感動しました。私も日々の暮らしや仕事の中で、こういう発想の転換を上手に利用できればいいな、と思います。
(DTI制作部 S.J.)
何でもおすすめ! その3 ~ 手紙
私のお奨めは手紙です。
誕生日祝いや季節の折には、メールではなく手紙やはがきを書くようにしています。文字を書きながら、届く日を思い描いて投函しながら、その人を想う時間をつくります。
メールならばタイムラグなく連絡ができますし、タイムラグが無駄とされる現代ですが、たまにはそれも楽しんでみてはいかがでしょうか。メールよりも、届いたのか気になる不安定な感じが、引き続きその人を想えてまたよし、です。
・・・タイムラグ満載の話を一つ。
先日、実家の母から封書が届きました。
手紙かと思って開いてみると、添え書きはなく・・・???・・・しばらく分からなかったのですが、ひな人形の切り絵でした。
母よ、これをどうしろと・・・と少し扱いに困ったのですが、とりあえず壁に立てかけて飾っておきました(なかなかうまく立たずに困りました)。お礼のはがきはすぐに書きましたが、ポストに投函したのはしばらく後の3月1日の夜、つまり、ちょうど3月3日のひなまつりの日に母の元に届くようにです。
ところが、翌日の3月2日、私と同じく金沢で働く姉からメールがありました。「お母さんから電話があったけど、お前から返事がないけど生きているかって聞かれたぞ」―母よ、本人に確認してくれ。
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東北関東大震災により被害を受けられた方々へ、心よりお見舞い申し上げます。
大切な人と、手紙をやりとりできることも、メールをできることも、電話をできることも、会えることも、奇跡の連続なのだと痛感しています。
(営業部 E.T.)
何でもおすすめ! その2~金沢カレー
金沢に住んで8年目、今では「金沢カレー」が大好物です。
最近では「金沢カレー」がテレビ等で取り上げられるようになってきましたが、皆さんご存じでしょうか?
一応「金沢カレー」には暗黙の定義のようなものがあって、
1.ルーは濃厚でドロッとしている
2.付け合わせとしてキャベツの千切りが載っている
3.ステンレスの皿に盛られている
4.フォークまたは先割れスプーンで食べる
5.ルーの上にカツを載せ、その上にはソースがかかっている
6.ルーを全体にかけて白いライスが見えないように盛り付ける
いろんなお店がありますが、大体以上の定義が守られています。
(引用:「ウィキペディア、金沢カレー」より)
何よりも、安くて(大体600~700円程度)、早くて(長くても5分以内)、おいしいので、最低月に1回は食べてます。
最近は東京や名古屋でもチェーン店が増えてきているようですが、金沢にお越しの際はぜひ召し上がってみてください。
(TTL制作部 K.I.)
何でもおすすめ! その1 ~ 黒酢
こんにちは。最近、私は黒酢にはまっています。
姉から黒酢は肌によいと勧められ、まあ一瓶1000円もしないし飲んでみるか、と軽い気持ちで始めてみたところ、すぐに効果が! 1週間もしないうちに顔を洗うときの手触りがつるつるになりました。新入社員の肌のきれいさに触発され、最近は何か肌に良いものをと市販のコラーゲンドリンクなどを試していたのですが、そうしたアイテムよりもよっぽど効き目がありました。
お勧めの飲み方は、牛乳や豆乳にスプーン一杯の黒酢を混ぜて、お風呂あがりにごくごくと一気飲みです。ヨーグルトのようなテイストでいけます。また、お湯に黒酢と蜂蜜を入れて温かくいただいてもとっても美味しいです。
今では出張の際にも小瓶に黒酢を入れて持っていき、毎日欠かさず飲むようにしています。
黒酢には普通の穀物酢の4倍もアミノ酸が含まれており、肌に良いだけではなく、ダイエット効果、血流改善効果、コレステロール値の正常化、疲労回復効果など、体に良い効果がたくさんあるようで、まだまだ黒酢効果を楽しみにしている今日このごろです。
ただし、効果を求める余り黒酢の割合を高くしすぎると、強い酸によって速攻で胃を痛めますので皆様ご注意くださいね。
(営業部 W.Y.)
膨大なインタビューの意味(前編)
★私たちのお客様の中で、ワンテーマにこだわって膨大な量のインタビューを実施される方々がいらっしゃいます。主に大学などに所属する先生方ですが、その研究分野は本当にさまざまです。
たとえば、経営学のある先生は、一つの企業に出向かれて年間で合計30時間もインタビューされ、それを何年も断続的に実施されています。また、別の防災研究の先生は、地震などの災害に立ち会われた自治体職員や消防士、さらには一般住民の方々に対してインタビューを延々と繰り返しています。
★これらはアンケートで一問一答式にYes/Noで回答できるような聞き取りではなく、またかといって、アンケートの「その他」欄に書かれるような補足的な調査でもありません。いろいろやり取りはありますが、基本的には大くくりの質問にインタビューイが周辺の事情もあれこれ回り道しながら回答する方式です。
★ずっと疑問だったのは、これほどおびただしい量のインタビューが一体全体何の役に立っているのかということです。そもそもインタビューの中身は画期的な製品開発だったり、ある災害にあった時の対応だったり、歴史上一回きりのことですから、それらについて些末冗長な会話を含めた膨大なインタビューを記録しても、それがその後いったい何の役に立つのか、と訝(いぶか)しがっていたわけです。
★ところが、研究世界の動向か、単なる偶然か分からないのですが、ここ何年かの間に、私たちの知る先生ご本人やその関係の方々が、そんな長年の疑問に答えてくれるような著書をぽつぽつと発表されるようになっています。そのおかげで、どうしてかくも膨大なインタビューを記録するのか、その意味が何となく分かってきたような気がしています。
(1)オーラルヒストリー:歴史記録のための手法としてのインタビュー
インタビューが有効な手法として利用されるものの中に、たとえば、公式記録には残されにくい意志決定の経緯やいわゆる裏話などを記録するものがあります。政治家や企業経営者が過去に下した重大な決断について、インタビューという方式は、その背景もひっくるめて歴史的な事実として記録し後世に伝えることができます。決断の経緯や込み入った微妙な内容を聞き取るには、聞き出したいポイントから遠いところから聞き取り始め、またそのポイントの周辺を行ったり来たりしなければなりません。たとえば、オーラル・ヒストリーという手法では、事象の背景までひっくるめて史的な遺産として残そうという情熱から、インタビューイの年少時代の聞き取りから始めることが往々にしてあるようです。気が遠くなるほど莫大なエネルギーを投じなければ、機微を含むような真実は追究できないようなのです。
(2)ケースメソッド:ケースのマテリアルとしてのインタビュー
他方で、史的遺産というほどタイムスパンの長いものではなく、もっと短期的に利用価値のあるインタビューも数多く繰り返されています。といっても、この種のインタビューも、聞き取りたいことはアンケートの選択肢に簡単に落とし込める質(たち)のものではなく、インタビュー対象者のごく個人的な体験や思いが聞き取りの対象になっています。この種のインタビューで典型的なものは、インタビュー内容がケースメソッドのケース(事例)に作り上げられるものです。
比較的古くからあるところでは、経営学の教材として、成功した企業人や今まさに起業した方にインタビューをして成功談や失敗談を聞き出し、それを元にケースメソッドのケースが作成されてビジネススクールなどで利用されています。
今では行政学や防災学の分野などでも、インタビューの記録を利用して、その分野でのケースメソッドのケースが作られたりしています。たとえば防災学の分野では、震災を体験した消防士や行政職員からの聞き取りをまとめ、来るべき災害に備えるために他の地域の消防士や他の自治体の職員のための勉強会に利用されているそうです。災害がおこった困難なときに、まず、何をすべきなのか、またその後にどのような問題が立ち上がってくるのか、ケースメソッドでは実際の経験者の体験を通して、自分ならばどうするのかと感情移入しながら勉強ができます。
★膨大なインタビューのテープおこしをする際に「こんな個人的な話を文字にしてどうするのかな」と思うこともしばしばです。ところが、意外にもそんな個人的な話にこそ、その人の意志決定の内実が詰まっていて、それが歴史的な史料やケースメソッドの素材になっていました。その意志決定自体は、やはり個人的で、その場限りのものには違いありません。ですが、その記録を元に他の人が追体験できるようなものになれば、皆で共有できる財産となるわけです。
・・・どうやら私たちがひたすら地道にテープおこしを続けていることもムダではないようです(次回に続く)。
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参考文献
*「オーラル・ヒストリー入門」 御厨貴(編) 岩波書店 2007
*「ビジネス・インサイト―創造の知とは何か」 石井淳蔵 岩波新書 2009
*「防災の決め手『災害エスノグラフィー』―阪神・淡路大震災 秘められた証言」
林春男(編) 日本放送出版協会 2009
*「組織エスノグラフィー」 金井壽宏、佐藤郁哉、キデオン・クンダ 他 有斐閣 2010