アドレポ ~テープおこしの音セトラ

(株)アドレスの情報アーカイブ Report from ADDRESS

お客さま、さまざま ~その2 顧客名分析

 アドレスのお客様が様々な団体にわたっており、特に専門的な分野にかかわる団体がユーザーとして多いことは先の記事でお伝えしていました。


そうした傾向が垣間見られるかと思い、今回は、お客様の団体の「名称」を分解して集計してみました。ユーザー団体の名称にどんなフレーズや語彙が多く利用されているのかを見ると、アドレスが日頃どんなお仕事をしているのかご想像いただけるかな、というわけです。

f:id:addressblog:20130127194238j:plain

一瞥して気がつくのが、「研究」という語句を含むお客様がかなりの数に上ることです。今回の集計では「研究」と「研究所」を区別していますが、この二つの語句ともに上位に位置し、これらを合わせると他と大きく引き離してダントツの一番という結果になります。「研究(所)」という語句は、「経済」、「経営」、「環境」から「医療」まで広範な分野のお客様の名称に利用されているため、圧倒的な利用数になっていると思われます。ちなみに、「総合」「研究所」という組み合わせで、多くのシンクタンクの団体名を構成しています。アドレスが日頃お手伝いしていることの専門性の高さがうかがい知れる結果になっていると思います。


また、「センター」「日本」といったフレーズが多いのは、ナショナル・センターやローカルのセンターとでもいうべき、各分野の中心団体の業務にアドレスが関わらせていただいていることが伝わる結果です。
協会」「機構」「振興」といった単語は、そのまま国や「」など自治体の公益法人の名称にしばしば利用されていますので、その傾向が読み取れます。
特定分野についていえば、やはりテープおこしの外部委託の多い分野となる「経済」「経営」という言葉も、私たちには古くからお客様の名称としてはよく耳にするフレーズですし、「医療」「国際」「環境」といった今日話題や議論の多い分野もやはりお客様の名前として少なくないことが分かります。

団体名称の分析からだけでは、もちろんアドレスのお客様のすべてが分かるわけではありませんし、いわんやアドレスの仕事ぶりが分かるわけでもありませんが、おおよその傾向はうかがい知ることができると思います。専門分野に強く、ナショナル・センターなどのお手伝いをしている実績は、想像に難くないのではないでしょうか。

 

 -------------
なお、集計方法は次の通りです。
1) お客様の団体名称を語句単位に分解する。
     (例)日本環境経済政策研究所⇒”日本”、”環境”、”経済”、”政策”、”研究所”
           日本医療経営研究センター⇒”日本”、”医療”、”経営”、”研究” 、”センター”
2) 過去数年間の調査期間のうち、1回のご発注を1度数として集計する。
たとえば上記例の2団体から期間中にそれぞれ2回ご依頼いただいているとすると、“日本”は度数4、その他の語句は度数2としてカウントとしています。

注記1) その語句から特定の団体やグループが特定できたり、容易に推定できる場合は、その語句を上記集計から割愛しています。
注記2) 「株式会社」「一般財団法人」などの企業種別の語句はカウント対象外にしています。
注記3) 「大学」という語句も比較の趣旨から割愛しています。同様にカウントすると3600度数となります。

何でもおすすめ! その12 ~ ゆる旅

ゆる旅のススメ「北海道編」」

 上野発のブルートレイン「北斗星」は札幌まで16時間10分、二人定員の個室デュエットのベッドは座り心地も寝心地もよく、久しぶりに会う友とゆっくり話すことができた。札幌駅で在道の友と合流、札幌には下車せず「スーパーカムイ」で旭川に。再会を祝して車内で「サッポロ☆クラシック」で乾杯、翌日から道東への旅が始まる。
 旭川-網走は「オホーツク号」、そしてウトロまでは「知床エアポートライナー」でオホーツク海岸を見ながら進む。いつか来たことがあるような気がするホテル、あの『羊をめぐる冒険』のいるかホテルは、札幌ではなくウトロにあった。オホーツク海に面してプライベートビーチがあり、夜にはキタキツネが顔を出す。
 知床は、ぜひネイチャーガイドと一緒に歩きたい。ヒグマの好きなクルミの木、サケの産卵床、オジロワシの好きな岩場が点在する森、人間はおじゃましますという感覚で入っていくのが礼儀であることもさりげなく教えてくれる。
 斜里-川湯温泉-摩周湖。釧網本線を「ノロッコ号」で釧路湿原を縫っていく。エゾシカとぶつかりそうになり、列車は一時停車する。細岡展望台からは蛇行する釧路川と、ここが海であった名残の岬、遠くに雄阿寒岳、雌阿寒岳を望むことができる。
 「さいはての駅に下りたち雪あかり さびしき町にあゆみ入りにき」と石川啄木が詠んだ釧路だが、今は港も整備されて賑わっていた。夕方にはサンセットのビューポイント幣舞橋に人々が集まり、暗くなるにつれ岸壁酒場に吸い寄せられていく。「炭火でほっけ、いいね」と私たちもテントからただよう煙に誘われる。「ご当地のお酒は?」と聞くと「タンタカターン」、「?」とラベルを見ると何と「鍛高譚」、某クライアントのお酒だ。「そうか、北海道で造られているんだ」という出会いもあり、旅の夜は更けていった。
 (★青字はオススメポイント

f:id:addressblog:20130112120554j:plain

(TTL制作部 Y.M.テツ子)

何でもおすすめ! その11~海外旅行!

最近、私の中でにわかにブームとなりつつあるのが、海外に転勤した友人を訪ねることです。

春には、マイレージの特典航空券で中国駐在の友人宅を訪ねてきたのですが、
今月は、先週シンガポールに転勤になったばかりの友人宅にお邪魔する予定です。

パッケージツアーで快適な観光をするのも素晴らしいですが、私はそこまで観光名所に興味がないということもあり(異文化や旅は好き)、友人を通じて垣間見られる日本人とその国との距離、日本企業の国際的なビジネス展開や戦略、その国における適切な金銭感覚、語学(大概駐在員は習得中のはず)など、観光一辺倒でもない、その国の国民目線でもない、訪問国の非常に興味深い一面に魅力を感じております。

また、私は友人がほとんど関東地方に居り、友人と旅行に行くとなると羽田や成田で落ち合うことになりますが、それもお互いかなり面倒ですし、そもそも友人宅を訪ねるのであれば、同行者と休暇日程を合わせるため連絡を細かく取り合い調整するという手間がありません。そういった意味でも自由度が高いです。

もちろん友人宅と言えど他人の家ですし、こちらは休暇中ですが彼女たちは働きに出ているので、マナーや気遣いは必須!
日本の食品等の、豊富なおみやげも忘れずに。(ほかにも日本で買ってきてほしいものがあるか質問すると良いと思います(ex.化粧品))

さて、私の友人たちと言えばインド、スイス、スペイン、イギリス、アメリカ、ルーマニア、UAE、インドネシアなど、まだまだ世界中に駐在・在住しています。 ・・・とは言え、アジア以外はなかなか気軽には行けませんが^^;)

彼女たちが帰国しないうちに、遊びに行かなくては!特に行ったことのない国!
部屋に貼ってある世界地図を眺めながら、日々、新たな旅に出る日を夢想しています。

皆様も旧友たちが今どこで何をしているのか、知るところから始めてみてはいかがでしょうか。意外と海外に行っている人も何人か居るものですよ。

f:id:addressblog:20130112120428j:plain

(北京の市場の一コマ。朝市を終えた売り子のおばさんがお昼寝しています。)

(営業部 Y.K.)

何でもおすすめ! その10 ~ 地方の島

私のお奨めは、地方の島です。
しばらく前から私がちょくちょく通っているのは能登島です。能登島は金沢から100㎞ほど離れた能登半島七尾湾に浮かぶ周囲長72km程の島です。

地方の島は、都市部から離れているため海が綺麗ですし、島独特の地形やそこに棲息する生き物を見るだけでも楽しいものです。

能登島の場合、岩礁帯が多く、土地の隆起・浸食などのせいで地層がむき出しになっている所も多く、地形が変化に富んでいるため、海岸線を歩くだけでも楽しめます。私はカヤック(カヌーの一種)で海から島を巡ったりするのですが、波も穏やかでのんびりできます。

f:id:addressblog:20130112120144j:plain

カヤックが無くても、島の水は透明度も高く、岩礁帯にさまざま生き物が住みついているので、素潜り(スキンダイビング)でも、ゴーグルで海中を覗くだけでも、太陽に反射する小魚の群れやユニークな姿のカニやウミウシやヒトデを簡単に見つけられます。
生き物といえば、能登島周辺では野生のイルカが棲みついています。道端からイルカが泳いでいるのを見るのはなんだか不思議な気分です。

観光地ではなくても、海と陸の自然に囲まれた島には都市部では味わえない独特の魅力があります。一度近くの島に足を伸ばしてみてはいかがでしょうか。

(DTI制作部 Y.M.)

何でもおすすめ!その9~ 蔵書整理のメソッド

Web全盛の世ではあるが、流れ来て去っていく情報ではなく、知識としての保存を考えるとやはり本の体裁がふさわしいと思う。
別に万巻の書があるわけでもないが、折に触れて求めた本が本棚に納まらなくなって床に置かれるようになって久しい。家人に「起居する部屋とはいえない、物置だ」とまで言われてはなんとかしないわけにはいかない。究極の夢は壁に本棚を作りつけてあるだけの本を並べることだが許されるべくもない。
新しく本棚を買って置く場所もないので少し整理した。つまり捨てた。ダンボール箱に入れて積み上げる方法もないわけではないし、現にそうされている本も少しはあるが、本は目に触れる所にあってこそのものである。押入れの奥のダンボール箱を開けてまで出して読む根性は最早ない。

整理に当たって残留を決めるボーダーは極めて単純だ。
1)今後読むか読まないかにかかわらず残しておきたいもの。
 (でも大抵は全集もので、読んでみようと思うものが一つは入っている。
  買ったことで満足して読んでいないことが多い。)
2)もう一度読んでみたいもの。
 (わずかしかない。)
3)何か役立ちそうなもの。資料となるもの。

そうやって、カラーボックスに入れられてとにかくアクセスはできるようにしたものが押入れの一角を占めた。その一方で久しぶりにめでたく本棚で背表紙を見せることができるようになったものもある。部屋の見た目が少しはよくなった。

後日談を二つほど。
その一。新聞の「古典を読みなおしてみよう」みたいな記事で書かれていた粗筋が自分の記憶にはまったくない筋。確かに読んだのになと思いつつ引っ張り出してみると、しおりが初めの数ページのところに挟まっている。自分の習性として読み終えたら本の最後に挟んでいるので、どうも読んではいなかったようだ。もちろん読んで全く新鮮に感じ、書かれていたとおりの筋であったことを確かめたことは言うまでもない。

その二。久しぶりに日の目を見た『吾輩は猫である』にこんな一節を見つけた。「どうしたら好かろうと考えてよい知恵が出ないときは、そんなことは起こる気遣いはないと考えるのが一番安心を得る近道である。また法のつかないものは起こらないと考えたくなるものである。」
ん? どこかで聞いたことのある言葉だぞ。

ところで、肝心のおすすめは、「蔵書はアクセス可能な範囲に置くべし」である。より一般的には「本の所在はアクセス可能な範囲であるべし」と言った方がいいかもしれない。アクセス可能性は、どこに置いたかという記憶力とそれを探し出す体力で補うもよし、公共の施設で補うもよし、まさに手の届く範囲に限るもよしである。
(TTL制作部 K.N.)

何でもおすすめ!その8 ~女子ラグビーKOBELCO CUP

 

なでしこジャパン」のワールドカップ優勝で女子サッカーはすっかりメジャーになりましたが、皆さんは「女子ラグビー」という競技をご存知でしょうか?

★ 超マイナーな女子ラグビーですが、ラグビーの世界最大の祭典・ワールドカップの2019年の日本開催が決定し、国内でも少しずつ注目を集め始めています。あまり知られていませんが、女子ラグビーも男子と同様に15人制と7人制の2部仕立てで同じルールでワールドカップが同時開催されているのです。

世界ではすでに一定の人気を得つつあり、2016年のリオデジャネイロオリンピックでは男子と共に7人制が正式種目になることが決まっています(YOU TUBEでは世界の女子ラグビーの試合が見れます。ドイツが強いです!)。

こうした世界の流れから、今日本は慌てて各地でトライアウトをしたりと女子選手の発掘に努めている状況です。

 


★ 表題の「KOBELCO CUP」(全国高等学校合同チームラグビーフットボール大会))とは高校生のための大会です。元々クラブに所属できなかったり、チームの組めない男子高校生ラガーを集めて合宿し、試合をさせることを目的に実施され、今年は7月にラグビーのメッカである長野県菅平で7回目の大会を迎えています。神戸製鋼(「KOBELCO」とは神戸製鋼グループのブランドネーム)が社会貢献の一環として特別協賛をしているので、サポートにはすばらしいものがあります。

 


この「KOBELCO CUP」で今年から女子の大会が始まりました(正式名称は「第1回全国高等学校女子7人制ラグビーフットボール大会」)。全国から女子選手が集められ、7人制ラグビーの講習やトーナメント式の試合が実施されています。2016年リオデジャネイロオリンピックに向け、ひいては2019年日本開催のワールドカップの女子15人制出場に向けていよいよ日本も本格的に動き始めたようです。

初年度は130人あまりの女子高校生が集まり、講義・練習・試合にとラグビー三昧だったそうです。「だったそう」と伝聞調なのは、実は私の娘もその参加者の一人だったからです。彼女もU18の合宿で一緒だった仲間と再会し、ラグビーを熱く語り、ラグビー漬けの3日間を送ったとのことです。

f:id:addressblog:20110820160338j:plain


★ 私は今年になっていくつか女子ラグビーの試合を観戦しています。展開が速いせいか意外と面白いものです! 学生時代に秩父宮に通って黄色い声を上げていた私としては同性とはいえ「女性がラグビーなんて・・・」とどこか否定的な気持ちもあったので、この面白さは自分でも意外なほどです。

石川県下でラグビーを長年指導されている先生も「女子の方がしぶといプレーが多い、諦めない!」とのこと。やっぱり女子力(!)って底力があってすばらしいのかもしれません。

ちなみに娘が所属しているクラブチームは今年5月に立ち上げられたのですが、その名も「石川撫子(いしかわなでしこ)」といいます。果たして「なでしこジャパン」にあやかれるでしょうか・・・?!
機会があれば、女子ラグビーを一度見てみてください。

(管理部 S.W.)

何でもおすすめ!その7~ラ・フォル・ジュルネ金沢

ラ・フォル・ジュルネ」をご存じですか?

ラ・フォル・ジュルネとは、フランスのナント市で生まれた、クラシック音楽の都市型祭典です。日本では毎年ゴールデンウィークの時期に全国各地で開催されており、金沢は2008年に東京に次ぎ2番目に開催される都市になりました。

世界の一流アーティストを迎えてのコンサートが朝から晩まで多数行われ、それらを飲み屋のごとく「はしご」するのがクラッシックファンの楽しみ方です。「そんなにたくさん聞きにいったらお金がかかって大変!」と思われるかもしれませんが、このラ・フォル・ジュルネでは、1公演が1,000~2,500円と大変リーズナブルに設定されています。普段はあまりクラシックを聴かない方でも気軽に楽しめるように企図された音楽祭なのです。

ラ・フォル・ジュルネ金沢の魅力、それは、金沢駅隣の音楽ホールを中心に、町全体が音楽でにぎわうところです。駅前広場や周りのホテル、ショッピングモールでも無料のミニコンサートが用意されており、たまたま駅に来た人がふと足を止めて音楽を聴いている光景をよく目にします。

金沢の風物詩としても定着しつつあるようで、総動員数は年々増えており、今年は過去最高の12万人を突破しました。東京の14万人に匹敵するほどの熱狂ぶりです。小さな子どもからお年寄りまで、さらには金沢市外から来た人も巻き込んで、連日大きな盛り上がりを見せています。私も毎年、観客でごった返す駅の周辺を歩きながら、まち全体が音楽であふれる喜びを肌で感じています。「金沢に来て本当によかった!」と心から思う季節です。あまりに幸せすぎて、今年は2日間で有料・無料合わせて19公演聞いて回ってしまいました。

 ラ・フォル・ジュルネでは毎年テーマが掲げられており、これまでベートーベンやモーツァルトなどが取り挙げられ、今年はシューベルトでした。そこで気になるのは来年のテーマですが、金沢ほか各都市で「ロシア音楽」を取り上げるそうです。チャイコフスキームソルグスキーなど、誰もが一度は耳にしたことのある曲がずらりと並びそうな予感・・・。今から楽しみですね! 
ぜひ、ゴールデンウィークは金沢のラ・フォル・ジュルネに足を運んでみてください!

(TTL制作部 C.H.)